徳島県の最高峰、標高は1,955mの剣山へ。古くから修験道の山として知られ、山頂近くには修行用の難所(行場)があります。難所は、通らなくても山頂行けます。
登った山:剣山(つるぎさん)
ルート:剣山(太郎岌)と次郎岌(詳細不明)
かかった時間:未記録(休憩も入れて往復6時間程度)
駐車場:忘れました…。
真夜中に車を走らせ淡路島を抜けて四国へ!
早朝に剣山周辺に到着するも、凍結で途中から車進めず。外気温はマイナス5度~8度のなか車中泊。家から剣山の登山口周辺まで約6時間かかりました。例年に比べると今年は積雪が少ない。購入した軽アイゼンを持参していざ山頂へ!
登山口は神社の脇からスタートです。
ほとんど雪のない山道。朝の極寒にびびり、またかなり着込んで出発。すぐに暑くなってゼーハー。じっとしてると寒いのですが、歩くと暑い…。
見晴らしバツグンの海抜1.700m付近。
リフト乗り場付近で異国のおじさんに遭遇。今日は景色を撮影するために登ってこられたとか。観光客かなと思ってご挨拶したら、四国の某大学教授(オーストリア出身??)でした。
シェラカップのシェラってどういう意味か知ってる?
相方のザックに下げていたシェラカップを見て、話題はカップへ。シェラの意味、全然わからない。と二人で考えていると、山を指しながらシェラは山の頂(稜線)という意味。あと、カップをさかさまにすると山(独立峰)みたいでしょ。と教えてくれました。あとで調べてみたら、シェラとはスペイン語で「山脈」「のこぎり」という意。命名された理由は、形が山みたいだからか、山で使われることが多いからなのかまではわからずでしたが、なんかとてつもなくよい話を聞いた気分になりました。なんだこの時間めちゃ楽しいぞ。日常ではお会いする機会のない人と気軽にコミュニケーションできるのも、楽しみのひとつです。
景色を眺めながら、しばし歓談。絶景待ちの教授とは、リフト付近で別れて先に進みます。
ほぼ山頂付近。マンホール?いや違う?山の見える方向書いてありますね。
小屋の近くで出迎えてくれたきこりん。きころん。手足が錆びてて、いい味でてる。このあたり、日陰には雪が残っていました。
整備された山頂。
到着!
剣山は四国山地東部にあり、別名、太郎岌(たろうぎゅう)と呼ばれるそうです。その剣山地に属(対峙)するのが次郎岌(じろうぎゅう)。
剣山の山頂から、次郎笈(じろうぎゅう)に続く稜線。次郎岌に行く途中でご飯にしよう~と先に進みます。
とにかく見晴らしのよい稜線。日差しも風もさえぎるものなし。さむー。向かう途中でランチ。次郎岌の山頂は看板しかない様子。トイレに行きたくならないように、コーヒーの量は控えめに。
途中、四国の山岳同好会(若者・女子率高め)の方と一緒になって山頂へ。山頂でお互いに記念撮影のお手伝い。近いうちに冬の石鎚山に登る計画があるみたいで、アイゼンに慣れるために今回は練習で剣山に来たとのこと。BLACK DIAMONDのピッケル持ってる人がいて、さすがに今日はいらないよね~?なんて話になってました。ピッケルが必要なところに行くには、体力とかスキルとかいろいろ足りない。でもピッケルが欲しい(むしろ玄関に飾るだけでもいい)とミーハー心がうずうず。。
山岳同好会のみなさんとお別れして、帰路へ。せっかくなので登りとは別ルートで。剣山の名前の由来になった大剣神社にある「剣岩」を眺めながら。剣岩の下にある剣山御神水を目指します。
途中、日の当たらないエリアを歩いていると残雪ちらほら…。さらには小川が凍っていました。写真ではぴんと来ないかもしれませんが、トレッキングシューズでは、キケン。こちら側は渡りきる前。相方が近くまで行って、絶対アイゼンいる。と断言。二人で初めてのアイゼン装着。
↓渡りきった後
後日ヤマレコをみたら、アイゼンなしでヒザと手で這いつくばって通過した人もいたみたいです。経験豊富なら歩けるのかもしれません。自分のスキルを考えると、アイゼン装着は適切。アイゼン体験できてよかった。
名水百選に選ばれている剣山御神水。山頂に近く石灰岩が風化してできた浸水性のある岩石に積雪や雨水が帯水し、少量ながらたえず湧き出ている場所。ちょうど水筒がひとつ空になったので、御神水いただいて帰りました。
帰り道。相方がひとりで撮ってた自分の影。
剣山の山行ルート
剣神社スタートで、次郎岌まで。行きは山頂ヒュッテ方面から。帰りは、御神水経由で下山です。
大阪から剣山へ日帰りで行くには…
※過去の山行を思い出して書いているので、詳細部分は忘れました。年々忘れていくと思うので現時点での備忘録として※
大阪南部から剣山までは、深夜車移動で約6時間ほど。仮眠を取って朝から登りはじめ、山頂で食事、下山してきたころにはもう日が陰っていました。帰りの道中で軽く食事をとり、車の中で仮眠、運転を交代しながら帰路へ。移動で12時間、登山で往復8時間だったかと思います。和歌山からでるフェリーを使えば時短になるかなと計画しましたが、出港タイミングがあわず。運転は減るので体力的にはラクですが、時間をお金で買う。と思えるほど時短にはならず。もう少し若ければ…へっちゃらかもしれませんが、翌週に残る疲労(笑)1日で行くには剣山エリアまでが限界。休みが2日あればよゆーです。
この記事は過去の山行を思い出して書いています。
最新情報や入山・交通規制など、ご自身でご確認ください。
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