ダッチオーブンといえば、コールマンやユニフレーム、ロッジ、スノーピーク、ペトロマックスなどなど…おしゃれで実用性も高い商品がいっぱい。
キャンプ飯の先輩に相談したところ、(なかなかいいやつ)持ってるけど「重い」「手入れに手間がかかる」ので、意外と「出番が減る」というリアルな事情も聞き…ちょっと迷いました。
かさばる調理器具や年に数回しか使わないみたいな調理器具は、できるだけ増やしたくないし。
アウトドアだけでなく
- 日常使いできる鍋(ダッチオーブン)
- 手持ちのルクルーゼ(22cm)とバッティングしないサイズ感
上記の2点を重視して探してたら…手ごろなサイズのダッチオーブン発見!
スキレットに続き、ダッチオーブンもニトリからスタートです(笑)。安いのに、いい仕事します。
ニトリのダッチオーブン19cmを使ってみた
私の腕筋にちょうどいい!?ぎりぎりの重さw
一時期流行ったダッチオーブン、今もがっつり使ってる人ってどれくらいいるんでしょうか。
重い調理器具ってだんだん使用頻度減りませんか??(私だけ?)
果たして毎日の生活でダッチオーブンの出番はそんなにあるのか?
私、使いこなせるのか?他に欲しいものあるし…。という自問自答の末。
コスパも評判もよいニトリのダッチオーブン19cmを店頭購入です。
コスパ最強!
ダッチオーブンは「本体と蓋が、いかにピタッとすき間なく密着するか」が味の決め手。
密着感がなければ、蒸し料理などうまくできません。
この手の商品は大切に使えばほぼ一生物というし…。
予算が許せば、おしゃれなロゴや、メーカー名に惹かれるミーハー心もうずうずします。
しかーし。
ニトリのダッチオーブン19cmは1518円(税込)。間違いなく断トツで安い。
店舗で実物を見て買ったので、蓋と本体の密着感も確認済み。コスパで考えたら合格の作りです。
有名なメーカーで、もっと小さくて軽いものも見つけましたが、
- 圧倒的な低価格(ここが7割)
- 我が家にある鍋より一回り小さいサイズ感
- フタの上に炭を置きやすい形状
- 使ってみたかったトライポッドにそのままかけられる持ち手付き
総合的に、私の「やってみたい感」を満たすのにちょうどいい感じ。
ソロキャンプ用とかだともっと小さい方がいいんだろうし、家族で使うならメニューが限られる(大きな鶏だと無理かと)19cm。二人暮らし&少人数で使うのに一番いいサイズかも!
実際、無水調理に使ってみましたがバッチリ!だと思います。いい買い物したー。
ニトリ ダッチオーブンのサイズ感は?
サイズ | 幅24.5×奥行21×高さ11cm |
素材 | 鉄 |
重量 | 約3kg |
保証年数 | 1年 |
今回のダッチオーブン19cmは、4人分の豚汁(1杯づつ)にぴったり、ギリギリ?でした。
※写真はいつもの感覚で作ってしまったので、もう少し食材を減らして汁を増やす必要あります。
一杯分の目安↓(私のはちょっと汁少なめ版です)
**)< 正直やっぱ重い
初めてのダッチオーブン。持ち運びや料理を入れた状態が、自分が想像していたより重かったです。
3kgの鍋に食材と水で約1.5kgくらい?4kg強ではないかと。
いやぁ…これ以上重い鍋は…本当に使わないかも。
私にとって「ギリギリ使い続けられそうな重さ」でした。
次はダッチオーブンならでは。なものを作ってみたいです。
焚火に行った時に使ってみました!
今回は、みんな焚火でやりたいこと(作りたいもの)が多いので、持ち寄る食材の邪魔にならない汁物(豚汁)を作ることにしました。
もし一斗缶にアルミの大鍋で豚汁だと…炊き出し風になるけど、ダッチオーブンだとちょっと違う雰囲気になった??
汁少なめになってしまったけど、野菜の旨味がぎゅーっ!家でもダッチオーブンで作りたくなる味でした。
買ってよかった~♪
やってみたかったトライポッド×ダッチオーブンもできた
軽量で持ち運びやすいタイプ。登山にも持って行けそうなトライポッド(焚き火用三脚)をぽち。
ニトリのダッチオーブン19cm(3kg)で豚汁を作る分にはギリギリ使えました。
でも、もっと軽いポットをかけたりするのが正解かな。
※もともとダッチオーブンなどの重量系向きではないと思います。
大人たちの集いにはまったく問題ないですが、安定感はイマイチ。子供たちがいるキャンプや焚火には要注意かも。
もはや定番!?ニトスキも活躍
今回、一緒に行った人が手作りした一斗缶は、費用ほぼゼロ(網だけSeria購入)。
焚火としてはかなり楽しめたのですが、木材の火力で網焼きすると料理がススまみれになるのが難点…。
※着火方法や木の種類とかも影響するようですね。いろいろ勉強になります。
スス回避のために、網の上にスキレットを置いて焼きました。これもニトリ(19cm)↓
付け合わせ用にバターコーン。最後に醤油を垂らして完成!
焼き場が2ヶ所(一斗缶と卓上コンロ)あるので、強火は一斗缶、食べる時は卓上コンロの上でシェア。
直火でもガンガン使える鉄鋳物製品。使えば使うほど愛着わいてくるという感覚が新鮮です。
800円以下なのに、いい仕事するぜニトスキ!
色々用意するのがめんどくさい…そんなときはビギナーセットとかもありかも!
アウトドアで調理するとき、使い終わった後の流れ
持ち手は鉄製なので激熱!焚火だとススもつきやすいのです。
調理中は革手袋か、スキレットならハンドルカバーを用意しましょう。
使い終わったら表面の汚れや水分だけ軽く落として、粗熱を取ります。
洗ってからシーズニングもしたいので、汚れても洗える収納袋に入れて持ち帰ります。
※粗熱が取れたら素手で触っても問題ないのですが、焚火で使うと底辺から側面にがっつりとススが付くので触るときは要注意です。
鉄鋳物製品なのでシーズニング大事
ダッチオーブンもスキレットも、手入れに少し手間がかかります。
でも、ホウロウ加工なしの鉄鋳物製品共通のお手入れな方法は、一度流れと原理を理解してしまえば、テフロンよりもワイルドに手入れができるのでラクチン。
…とかいいつつ。独身時代だったら、手入れがめんどくさくて買わなかったと思う。
調理器具を育ててる感じが楽しいと思えようになったのは、アウトドアに目覚めた相方の影響と、大人になった証拠ではないかと思われます。
シーズニング不要のダッチオーブンやスキレットもあります♪
ダッチオーブン シーズニング・使用後のお手入れ方法・サビた時は?
鉄鋳物製品は、サビやすいのでシーズニング(油ならし)が必要です。
シーズニングとは?
全体に油をなじませ、油の膜をつくり、商品をさびにくくすること。
この手の取説はなくしたり、必要な時に見つからないのでブログに記載しとこう。
※購入時の取扱説明書の内容と、実際に使ってみたとき備忘録を書いてます※
初めて使うときのシーズニング
1)台所用中性洗剤を使ってよく洗い、サビ止め用の食用油を洗い流す。
2)お湯で洗剤を十分に流し、水気をよくふき取る。
3)本体を火にかけ、水分が蒸発したら火を止める。
4)食用油をひいて火にかけ、生姜やネギを強火で炒める。
(鉄特有のにおいを抑える効果があるそうです)
5)油が全体になじんだら炒めた野菜を捨てる。
^^)洗剤を使うのは、初めて使うときだけ。ねぎの端部分とか、しいたけの茎とか、使わないところをカットして炒めました。翌日汁物を作ったけど、ニオイは全く気になりません。
使用後のお手入れ
1)熱湯を入れ、汚れを浮かしてスポンジなどで汚れを落とす。
注)スチールたわしや磨き粉は使わない。台所用中性洗剤も使わない。
焦げやにおいが気になるときは、重曹につけ置き、汚れを浮かしてからスポンジなどで汚れを落とす。
2)水気をよくふき取り、よく乾かしてから保管する
3)食用油を全体に薄く塗り、弱火で三分ほど加熱。
4)本体が充分に冷めてから、新聞紙などに包み、湿気の少ない場所で保管する
再度使うときは、表面の油をよく洗い落としてから使う。
注)スチールたわしや磨き粉は使わない。
↑ここまでが公式のお手入れ方法です。
↓私がいつもやってるお手入れ
^^)<取説に書いてある「スポンジ洗い」だとまったく落ちた気がしません。
なので熱湯を入れたり、お湯をそのまま沸かしたりして汚れを浮かし、そのあとヤシたわしでゴシゴシ。。。
水気を拭きとったら乾煎りして、最後に薄く食用油をなじませて、火にかけ煙が出てくるまで熱してお手入れ終了。
磨き粉やスチールたわしだとシーズニングした膜を剥がしてしまうのでよくないらしいです。
ほぼ毎回、最後に食用油なじませて焼いてます。
やりすぎかもしれませんが、いい感じの黒光りスキレット&ダッチオーブンに育つのを楽しみにしてます。
保管方法の注意点
- 直射日光や高温多湿になる場所を避けて、風通しの良い所で保管する
- 保管するときには新聞紙などを詰めて、鍋とフタの間に段ボールの切れ端、割り箸を入れてすき間を作る
- 鍋にふたをのせて密閉した状態で保管するとサビやカビ発生の原因になります。
錆(サビ)が発生したら
1)お湯につけて、椰子たわしなどで洗い落す。
※スチールたわしや磨き粉を使うとシーズニングでなじんだ油が落ちてしまうため。
2)水気をよくふき取る
3)食用油をひいて生姜やネギを強火で炒める
鉄特有のにおいを抑える効果があります。
4)油が全体に馴染んだら、炒めた野菜を捨ててお手入れ完了
錆(サビ)がとれない場合
1)強火で空焚きして、サビを炭化させる
2)スチールたわしや磨き粉で錆を取り除く
3)台所用中性洗剤を使ってよく洗う
4)水気をよくふき取る
5)食用油をひいて生姜やネギを強火で炒める(鉄のニオイをおさえるため)
6)油が全体に馴染んだら、炒めた野菜を捨ててお手入れ完了
^^)<ちゃんと取扱説明書を隅から隅まで読んでみた結果。
洗っても落ちない時は、炭化させる。
ゴリゴリこそげ落として、シーズニングを最初からやりなおせばリセットできる。
とりあえず、椰子たわしは常備すべし!(100円ショップで売ってます)
ってことかと。テフロンのように加工が落ちたらもう終わり。ということが起きない鉄鋳物製品。
ワイルドでシンプルなお手入れを続ければ、相当長く使えるんじゃないかと思いました。
まだ、サビるとかゆがむという現象は起きてないので、買い替え時っていつなんだろ…果てしなく使えそうな気がします。
コメント